Monthly News Letter

1年を振り返って

今年も12月がやってまいりました。コロナにも慣れてしまい、ロシアのウクライナ侵攻の中、
サッカーのワールドカップに沸き立つ日本の報道を拝見していると、
この国はどういう国になっていくのだろうかと心配になることがあります。

芸術分野に目を置くと、今のように変化が激しい時代の中で普遍的なものを求める人が増えたように感じています。
また、芸術家の方々とお話しをさせていただくと、もともと多くの人との交流をされていない方が多いために、
人間があたふたしている中で、自然は悠然と同じ営みを繰り返していて、
自然の偉大さに畏敬の念を抱いていると答える画家の方に多く出会いました。

改めて人間も自然界の一部であることを思い出せば、今の状況について、もっと大きく考えることが出来ると思います。
絵画を拝見しながら、心穏やかに、心の中に平和と幸せを作ることが出来れば、現実の世界を少しでも
平和にすることが出来るのではないかと思う今日この頃です。

12月9日~17日に喜多尾ボンタン礼子展を開催しています。
フランスから画家のボンタン先生もいらしております。豊かな気持ちにさせてくれるボンタン先生の作品を多くの方に
ご高覧頂けたらと思います。

本年も大変お世話になり、心よりお礼申し上げます。
来年も皆様に楽しんでいただけるような作品・展覧会をご紹介致します。
是非応援のほどよろしくお願い申し上げます。

皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。

Author:
銀座柳画廊 副社長 野呂洋子
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