Monthly News Letter

新年を迎えて

あけましておめでとうございます。
2022年も皆様には本当にお世話になり感謝しております。1994年11月に創業してはや29年も経ち驚いております。
皆様のおかげで何とか商売を続けてこられたことを嬉しく思います。

サッカーのワールドカップを拝見して、日本はまだまだ頑張れる可能性を感じました。
私事ではありますが、昨年の5月より早朝5㎞から10㎞ジョギングを続けております。ゴルフの日や、大雨の日以外はかかさず続けております。
今までにも、半年続けて一年休むという事を何度も繰り返してきておりますので、多くの場に公表して休めないようにしようと思っております。
今回のジョギングは、いろいろなところで良い結果が出てきております。仕事においても少し上向いてきているような気がします。

こ数年は私の先祖の墓参りの回数を増やしております。これによって運気が良くなってきたように思います。
さらにゴルフの回数もここ数年でかなり増えてきました。ジョギングとゴルフのおかげでかなり早起きの習慣ができました。
コロナ以降、海外出張に全く行けていませんでしたが、今年からは定期的にパリ、ロンドン、ニューヨークに商談に行ってこようと思っております。
円安ですので安くは仕入れができないかもしれませんが、円安を生かして海外で売れるかもしれませんね。
1990年ごろは世界第二位を誇った日本のアートマーケットでした。その後空白の30年間の間にアートマーケットのサイズは台湾のサイズと同じまで
小さくなってしまいました。人口や経済規模からするとはるかに違うのに何とかもっと大きくなるようにできればいいと思っております。

日本人アーチストのレベルは決して低くありません。愛好家も少なくはないと思います。
私の最も尊敬するアンブロワーズ・ヴォラールというフランス人の亡くなられた画商さんがいます。彼の自叙伝は文化勲章受章者である小山敬三先生による
日本語訳が出ております。何回も読み返すほどの名著であります。この正月にもう一度読み返そうと思っております。
彼はフランスの美術史を塗り替えるほどの功績を残された方です。私が画商になることを決めた最も大きなきっかけになった本です。
タイトルは“画商の想い出”です。是非ご購読をお勧めいたします。今は古本屋でしか入手できないかもしれませんが。
私は将来ヴォラールのような偉大な画商になりたいと思って画商になりました。日本にも素晴らしいまだ十分に評価されていない画家が多くいます。
ヴォラールがフランスを文化大国になる一翼を担ったように、私も日本がフランスを追い越すような文化国家になるために貢献できる画商になりたいと
思っています。

Author:
銀座柳画廊 代表取締役社長 野呂好彦
Monthly News Letter