Monthly News Letter

岡野博展 ― やさしい色と形 ―

薄暑を通り越し、真夏日のような日が増えてきました。

5月18日より開催しております「岡野博展 ― やさしい色と形 ―」も、いよいよ明日、6月2日をもって最終日を迎えます。

今回、初めて個展の図録等の作成を担当させていただき、何から手をつければよいのか分からないところからのスタートでしたが、皆様のお力添えもあり、なんとか開催を迎えることができました。この場を借りて御礼申し上げます。
会期中は多くの方にご来廊いただき、岡野先生の作品をご覧いただけたことを大変嬉しく感じております。
岡野先生の描かれる穏やかな色彩や柔らかな形には、不思議と気持ちを落ち着かせる力があり、ご覧になるお客様それぞれがゆっくりと作品と向き合われている姿も印象的でした。

これまで、美術館で開催される企画展などを通して、昔から知られる巨匠の作品は見ていましたが、日本人作家、特に現代の作家は全くの無知でした。しかし入社後は、現在活躍されている先生方の作品を拝見し、さらに先生ご本人から作品に対する思いや制作について直接お話を伺える機会にも恵まれました。
作品に込められた思いやこだわり、技法について知ることで、これまで作品だけを見て表面的に「綺麗だな」と感じていた絵画にも、さまざまな背景や積み重ねがあることを実感し、美術作品をより深く楽しめるようになった気がしております。
今回の展示を通して、改めて作品と人との距離の近さや、ギャラリーだからこそ感じられる魅力を学ぶことができました。

会期は残りわずかとなりますが、ぜひこの機会にご高覧いただけましたら幸いです。

さて、画廊で働くようになってから、新しく知ることが増えたのは美術だけではありません。
元々お菓子は大好物なのですが、入社してから初めて知るお菓子も多く、むしろ絵画よりも熱心に調べているのではと、スタッフからも言われることもあります。
SNSでも好き勝手におやつを投稿しているのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、絵画を鑑賞しながらおやつ時間を過ごせるのは画廊スタッフの特権だなと思います。

今後も多くの作品や先生方と、そこから広がる世界を楽しんでいきたいと思います。

Author:
髙橋暖佳
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