- Home
- Monthly News Letter
- レイコ喜多尾ボンタン展
レイコ喜多尾ボンタン展 2025.12.02
2025年も終わろうとしています。今年の締めくくりはレイコ喜多尾ボンタン展となります。ボンタン先生とのおつきあいも、かれこれ10年近くになり、銀座柳画廊での展覧会も4回目となりました。
銀座の画廊を経営していて30年以上の月日が流れ、泰明小学校の画廊巡りを始めて、卒業生が社会人になって画廊に来てくれるようにもなりました。改めて、私達のしている仕事は時間がかかり、人の気持ちは移ろいやすく、しかしながら大きな流れとともに確実に変化をしていることを感じています。
ボンタン先生はパリのルーブル美術館で模写をすることから絵画の技術を学ばれました。そこで出会った仲間や、描いた作品たちから多くを学び、今も学び続けていらっしゃいます。仕事というのは学びとセットだと思っていて、学ぶことを辞めた時が仕事を辞めるときなのだと実感しています。
年とともに、1年が短いような長いような不思議な感覚にとらわれますが、いつも気持ちは若く、展覧会を行うときは、初めての展覧会のようにわくわくした気持ちで臨みたいと考えています。実際に、毎回新しい出会いがありますし、コロナという時期もありましたし、思いもよらない出来事やご縁に支えられて今も続いているように感じています。
2025年の年の瀬にボンタン先生をお迎えして走り切りたいと思っています。パリから日本にわざわざ来ていただいているわけですから、絵を販売するだけでなく、これからの画業につながる、新しいモチベーションといいますか画題のような出会いがあればよいかなと思っています。画家の方々は死ぬまでお仕事と思っていらっしゃる方が殆どです。私達、画商はというと私の知る限り身体が動く限り続けていくのかなと思っています。
2025年は皆様どのような年でしたでしょうか? 新しい年を迎えるにあたって、絵画を通じて新しい出会いを頂き、幸せのおすそ分けをいただき、回りの方々に支えられて仕事を続けていられることを感謝しています。2026年を迎えるにあたり、このコラムを読まれている皆様全員のご多幸をお祈りして、来年も元気にお会いいたしましょう。
