• Home
  • Art works
  • 喜多尾ボンタン礼子「ネコとオンドリ(イソップ寓話より)」
喜多尾ボンタン礼子

ネコとオンドリ(イソップ寓話より)

油彩

10M (53 × 33.3cm)

2022年

¥616,000(税込)

イソップ寓話「ネコとオンドリ」の中に静物画を合わせた独創的な作品です。

「ネコとオンドリ」

ネコがオンドリを捕まえました。いつもならすぐ食べてしまうのですが、
今日はひとつ偉そうな偏屈をつけてから、食い殺そうと思いました。
そこで「おいオンドリ。お前は悪いやつだ。朝暗いうちから大きな声で鳴いて人間たちの眠りをさまたげるんだからな。」と言いました。
するとオンドリは、「そんなことはありません。反対に、私は人間の役に立っているんですよ。寝坊して仕事に遅れないように起こしてあげるのですから。」
ネコは、べつの理屈を考えて、「お前は自分の母親や、女姉妹に卵を産ませるようなけしからんやつだ。」と言いました。
オンドリは、「それだって、ご主人のためなのです。そのおかげで卵が沢山取れるのですもの。」
ネコは、やりこめられて、それ以上よい考えもなくなったので、いきなり怒鳴りました。
「やいやい、偉そうなことばかり言ってもだめだぞ。お前がいくらもったいつけても、おれは腹ぺこなんだから。」そしてオンドリを食べてしまいました。

悪い人が悪巧みを思いついたら、例えはじめは上部を取り繕っていても、しまいには正体をあらわして、大っぴらに悪いことをするようになるものです。