Artists
 
      | 1952年 | 鳥取県生まれ | 
|---|---|
| 1978年 | 東京造形大学卒業 | 
| 1980年 | 東京藝術大学大学院修了 | 
| 1988年 | 第64回白日展にて佳作賞受賞、以降毎年出品 第3回小山敬三美術振興財団海外研究員としてイタリアに留学 ジュリアーノ・バルディ氏の工房(ローマ)で絵画古典技法・修復を学ぶ(1989年6月まで) | 
| 1990年 | 第66回白日展にて準会員奨励賞受賞、会員推挙 | 
| 1992年 | 第1回林武賞展にて佳作賞受賞 第68回白日展にてS美術奨励賞受賞 | 
| 1993年 | 第69回白日展にて文部大臣奨励賞受賞 | 
| 2000年 | 第76回白日展にて内閣総理大臣賞受賞 崇城大学芸術学部美術学科助教授に就任 | 
| 2001年 | 第3回雪梁舎フィレンツェ賞展(雪梁舎美術館)にて大賞受賞 | 
| 2003年 | 崇城大学芸術学部美術学科教授に就任(〜’18) イタリア・ヴェネト州の福祉施設に「雲と遊ぶ子供達」(壁画)を制作 | 
| 2005年 | 第81回白日展にて伊藤清永賞受賞 | 
| 2009年 | 聖愛幼稚園(山梨県甲府市)玄関ロビーに「Immanuel」(壁画)を制作 | 
| 2011年 | イタリア(ヴィツェンツァ県)のホテルに「ドゥルドの家族」(壁画)を制作 | 
| 2014年 | 第90回白日展にて白日会創立九十周年特別賞受賞 | 
| 2019年 | 崇城大学芸術学部美術学科名誉教授に就任 | 
| 2024年 | 白日会創立百周年記念展にて中澤弘光賞受賞 | 
| 現在 | 白日会会員(常任委員) 広島市立大学芸術学部非常勤講師 | 
個展
| 1973年 | 鳥取市民会館ギャラリー | 
|---|---|
| 1993年 | 阪急百貨店(大阪) 鳥取大丸百貨店 | 
| 1997年 | 丸沼芸術の森展示室(埼玉) | 
| 1999年 | 梅田画廊(’02,’15/大阪) しぶや美術館(広島) 福山天満屋(広島) 鳥取県立博物館 | 
| 2000年 | 日本橋三越(東京) | 
| 2001年 | 高島屋(東京・横浜・名古屋・米子・大阪) | 
| 2002年 | 福岡日動画廊 | 
| 2004年 | 岡崎画廊(東京) | 
| 2005年 | 熊本県立美術館 分館 | 
| 2006年 | 福岡三越 東美アートフェア(東京) | 
| 2008年 | 松坂屋本店(’12/愛知) | 
| 2013年 | 高島屋(大阪) 天満屋(米子・広島・福山・岡山) | 
| 2016年 | 崇城大学ギャラリー(熊本) | 
| 2017年 | 熊本市現代美術館・GⅢ 鶴屋百貨店(熊本) | 
| 2018年 | 銀座柳画廊(‘20, '23/東京) | 
| 2020年 | イノウエ商会('24/香川県) | 
| 2022年 | 丸善 日本橋店(東京) | 





日本を代表するフレスコ画家、有田巧。
30歳の頃、初めて旅したイタリアでジョット、マサッチオ、アンジェリコなど多くの彼らの手になるフレスコ画を見る機会を得た。
その中でもアレッツオの教会に描かれたピエロ・デラ・フランチェスカのフレスコ画「聖十字架伝説」には、1450年代当時の画家が
壁に向かって描いていた臨場感が強く感じられ、たくさんの亀裂や剥落のある漆喰の壁から、画家の息づかいが聞こえてきそうな体験だった。
そののびやかで繊細な表現に魅了され、それまで肩に重く入っていた力が抜けていく感覚を覚えた。
漆喰の壁に描いた作品を十分乾燥させ、画面を薄く壁から剥いで(ストラッポ)麻布に移しています。とても面倒な作業ですが、ただただ
フレスコ画の肌合いがすきだからです。フレスコ画とは遅い出会いであったが、その出会いに感謝している。 ————————— 有田巧